ばっけ丸

ミュージカル俳優志望。ミュージカルについて勉強中です。

劇団四季の魅力 前編

こんにちは ばっけ丸です。

最近はインフルエンザが流行っているようで、私の周りにも体調不良者が続出しています。

 

この気温の高低差が激しい中、体調管理をするのは至難の業。

 

早寝早起き、手洗いうがいを心がけていきたいと思います。

 

 

 

 

さて、本題に。

本日は私が敬愛してやまない「劇団四季」についての魅力をお話しします。

 

 

前のブログでも述べましたが

私の人生初ミュージカルはライオンキング。

そしてやりたいと思ったきっかけがアラジン。

その他にも田舎者ながらたくさん観させて頂きました。今まで見た公演をまとめてみました。

 

・ライオンキング

・リトルマーメイド

・マンマ・ミーア

・アラジン

・キャッツ

ノートルダムの鐘

コーラスライン

クレイジー・フォー・ユー

・エビータ

・ロボット・イン・ザ・ガーデン

・カモメに飛ぶことを教えた猫

・ソング&ダンス65

 

だいたい一度しか見たことないものばかりですが。

そして私は基本的に四季以外のミュージカルはほとんど見たことがありません。

なので思い上がったことを言わせていただくと、本当は私の夢は

 

 

 

劇団四季に入団して、劇団四季の舞台に立つこと」です。

 

 

 

ここで断っておきたいのは、決して四季以外のミュージカルに興味がないわけではありません。

田舎に住んでいる自分にとって、東宝ホリプロ、宝塚を観に行くことは容易くないです。チケットも入手困難で、そしてかなりお高い。

なので本格的にミュージカルを勉強できるようになったら、四季以外のミュージカルも観たいです。個人的にはジャージー・ボーイズがすごく気になる…。

 

 

話を戻すと、幼い頃からずっと四季のミュージカルを見に行っていて、やりたいと思ったきっかけの作品も四季で、コロナ禍に入ってしまってからは、頻繁に全国公演でばっけ丸の地元まで来てくれる。

私の憧れはずっと四季の俳優さんたちです。

もちろん俳優さんだけでなく、クリエイティブスタッフの皆さん、裏方で舞台を支えてくださっている皆さん、広報活動をしてくださる方々も大大大尊敬です。

 

 

 

さわりが長くなりそうなので割愛させていただいて。

 

 

ここからは、ばっけ丸が独断と偏見で劇団四季の魅力をご紹介します。

 

 

 

 

①俳優のブランディング

 

演劇には、チケットを売ることのできる人材がいないと成り立ちません。

例えば、東宝のミュージカルでは、知名度のあるアイドルや、タレントが起用されることも少なくありません。

宝塚歌劇団の場合は、絶対的なスターの存在があります。

ですが劇団四季を代表する俳優というのは実質的な人気は別にして、存在していません。

スター主義を取らないために、30年以上のロングラン公演を可能にしています。

ですが絶対的なスターの存在無しにして、どのようにして興行収入を得ているかと言いますと、

 

完全な実力主義と、作品主義の存在です。

 

四季の俳優さんは、毎日のように長時間にわたり稽古を欠かさずに行っています。

でないと、オーディションで役をもらうことができないからです。

役をもらっても稽古の段階で、舞台に立たないこともあります。

舞台に立つことができないと、収入も得られず、終いには解雇されてしまいます。

少しでも怠ってしまうと、すぐに追い越されてしまうような厳しい世界で俳優さんは舞台に立っています。

なので四季の俳優さんは、誰もが高い実力を持っている方々ばかりです。

なので当たり外れがなく、安定して見ることのできます。

四季の俳優さんには、信頼のある「四季印」があると思っていいと思います。

また、俳優さんは作品を輝かせる職人のようなものです。俳優のために作品があるのではなく、作品があってこその俳優、というのは四季の特徴です。

この作品主義、実力主義は、ばっけ丸が俳優を、目指す上で参考にさせてもらっていることです。ミュージカル俳優と、アーティストの違いは歌って踊る部分は同じですが、芝居の上に成り立っている点において、全く違うと思います。私は素晴らしい作品を観客に届ける伝道師になりたいと思っています。

 

 

②方法論

 

これが四季独自のメゾットであり、他俳優さんたちと決定的に違う点ではないでしょうか。

「演劇は本質的に言葉の芸術である。作者は観客の心の声を言葉にし、俳優はその言葉に自らの声を貸す、そして観客はその声に耳を傾ける。演劇の感動の80%は台本である戯曲の文学的な成果から生まれるというのが我々の考え方です。」四季株式会社社長 吉田智誉樹社長

四季の舞台においては、言葉が明晰であることが感情を表現することよりも上位におかれている。四季の俳優たちは、毎日、明晰な言葉を発するための訓練を行なっており、母音法、呼吸法、フレージング法(折れ法)という、独自のメソッドも持っている。

「事業構想」2018年9月号から一部引用

 

 

時に「四季節」と揶揄されるあの独特のはっきりとした喋り方のことです。

つまり、言葉がはっきり伝わらないと、作品が伝わらないことに繋がるということです。

作品主義の四季だからこそ、戯曲や言葉を大事にしているんですね。

 

 

詳しくは、劇団四季の創業者の1人でもある、演出家 故浅利慶太氏が著作した「劇団四季メゾット 美しい日本語の話し方」をご覧ください。

ばっけ丸はこの本を整形外科の待ち時間に読み、「おおおおおおおお」と雷に打たれた思い出があります。

 

 

この方法論が私が四季に入りたいと思った1番の理由です。

「読み書きは学校で教わるのに、話し方は学校では教わらない。」

日本が対話によるコミュニケーションが苦手な大きな理由であると思います。

劇団四季はこの方法論を教育にもっと取り入れて欲しいとの思いから、小学生を対象に「美しい日本語の話し方教室」も開催しています。

 

③日本全国での公演活動

 

劇団四季は全国各地で公演活動を行っています。時には離島だったり、ホールでなくとも体育館でも公演を行います。

かくいう私も、山に囲まれた田舎に住んでおりながら、舞台を観劇できる機会をたくさん四季に与えていただきました。

これは四季の企業理念の一つでもある、「文化の東京一極集中の是正」に基づいているそうです。

 

 

確かに文化の中心はどうしても都会によってしまいます。

私もミュージカルの勉強をしようとして、自分の住む地方には学べるところがほとんどなく、関東に行かなければ学べない現実にぶち当たっています。

劇団四季は様々な人たちに演劇の素晴らしさを伝えたいという思いがあります。

自分もいつか、四季を通して日本全国に演劇を伝えていきたいです。

 

 

 

 

 

今回はここまで!

 

次回も、劇団四季について熱く語りたいと思います。

 

またね!